キャベツをたくさん食べて、便秘を解消したいのでキャベツ栽培をしたんですが、うまく丸く巻かなくてまともなキャベツができたことなかったんです。
キャベツ栽培ってそんなに難しいとは思わなかったので、次こそはしっかり巻いた(結球した)キャベツを作りたいのでいろいろ勉強しました。
この記事を読めばキャベツ栽培で巻かないキャベツじゃなくて、しっかり巻いた(結球した)キャベツが作れます。
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キャベツの葉が巻く状態(結球)
キャベツは葉が何層にも重なり合った状態になりますが、これを結球と呼びます。
結球する野菜はキャベツのほかに、レタスや白菜などがあります。
なかには、リーフレタスのように結球しない種類もあります。
どんな仕組みで結球するのか?
キャベツは、光が弱くなると外側の葉が立ち上がって結球への準備を始めます。
結球は葉が20枚になり内側の葉は、外側に葉によって光を遮られ暗くなるので立ち上がってきます。
もっと内側の葉はますます暗くなるので立ち上がってきて結球していきます。
なので、内側の葉ほど一層結球程度がすすむという仕組みです。
始めの葉は縦長になりますが、結球が進むと葉の幅もだんだん広くなり横長の葉になります。
これが結球の仕組みです。
キャベツ栽培で巻かない(結球しない)キャベツができる原因
キャベツは巻いてないとやっぱりキャベツじゃないですよね。
追肥
追肥が遅れると肥料切れで、外葉が栄養不足になりしっかりと葉が結球しません。
肥料が不足
肥料が不足すると結球しないだけでなく、葉が堅くなります。
肥料のやりすぎ
肥料が多すぎてもよくありません。
肥料をやりすぎて成長に支障がでる「肥料焼け」もなる可能性があります。
種まきの時期を逃した
キャベツの種類によって春まき、夏まき、秋まきの種があるので時期を確認して、種まきをしないとキャベツ栽培で失敗します。
苗を植えるのが遅すぎた
苗を植えるのが遅れると成長に必要な日数が足りずに、結球しないキャベツで終わってしまう可能性があります。
害虫の被害にあった
アブラナ科のキャベツはアオムシ、コナガ、ヨトウムシ類がついて被害に合った場合も、うまく巻かないキャベツができてしまいます。
外葉を取ってしまった
キャベツの一番外側につく葉の外葉を、害虫や病気によりとってしまってもキャベツは巻かないです。
間隔が狭かった
キャベツは外葉が大きく成長しその中にしっかりと巻いたキャベツができるので、植える間隔が狭いと外葉が成長できずに結球しないキャベツになります。
以上の8つがキャベツの葉が巻かない原因です。
キャベツの栽培・育て方のコツ
キャベツを育てるのは、サカタのタネの園芸通信によると難易度は高い方(難易度★5の中で上の4)にありますが、育て方のコツさえしっかり抑えれば初心者さんでも育てられます。
土づくり
おいしいキャベツ、しっかり巻いたキャベツ作りには土づくりが大切ですのです。
そのためには深く耕して水はけを良くしておきましょう。
ふかふかの土壌で育てるとしっかり結球したおいしいキャベツができます。
はじめて耕す場合、腰を痛めたりと心配な方は家庭用耕運機で耕すという手もありますよ。
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時期
種まき
先ほども申しましたが、種は春まき、夏まき、秋まきとありますが初心者さんには夏まきと秋まきが育てやすいのでお勧めです。
キャベツは暑さが苦手なので温度管理が簡単なのが、夏まきと秋まきの種なのです。
苗植え付け
苗の植え付けは遅れないようにしましょう。
春キャベツは11月上旬
秋キャベツは8月下旬から9月上旬
上記の植え時期をしっかり守って苗の植え付けをしましょう。
肥料
植え付ける時に、肥料配合済みの培養土を利用すると便利ですが追肥も必要です。
追肥の時期は
1回目:定植してから3週間くらいして、本葉が約10枚になったころ
2回目:定植してから6週間くらいして、葉の芯が立ち上がり始めるころ
原因の所で言いましたように肥料のやりすぎにも注意しましょう。
害虫
キャベツはモンシロチョウが飛んできて卵を産み、それがアオムシになり葉を食べます。
なので、モンシロチョウが近づかないように防虫ネットを使用して対処しましょう。
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モンシロチョウが卵を産んだ後に防虫ネットをしても意味が無いので種をまいてすぐにやった方がいいです。
また、もしアオムシがいた場合は、食品原料生まれの殺虫殺菌剤「ロハピ」がおススメです。
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植え付け
植え付けの間隔は40㎝から45㎝は必要です。
密着すると日当たりや風通しが悪く、病気や虫の発生につながりますので注意しましょう。
結球しないキャベツでも食べられる?
結球しないキャベツでも食べられます。
でも、結論を言うとおいしくありません。
結球しないので栄養分が残っていますが、固くて千切りキャベツなどには向きません。
なので、炒め物や煮物などしっかり火を通した料理にすれば食べられますが、先ほども言いましたように味は結球したものより落ちます。
まとめ
しっかり巻いたおいしいキャベツを作るには以下の点に注意しましょう。
- 追肥の遅れが原因なので追肥は2回遅れないようにしましょう。
- 肥料不足に気をつけて作りましょう。
- 肥料をやりすぎると「肥料焼け」等になる可能性があるので気を付けましょう。
- 種まきが遅れないように時期を確認しましょう。
- 苗の植え付けの遅れが結球を左右しますので、時期を確認して植え付けましょう。
- 害虫被害に合わないように、ネットや害虫駆除剤を使用しましょう。
- 外葉は結球の大切な役割をするので、とらないようにしましょう。
- 間隔が狭いと窮屈で成長ができないので、植え付けの間隔は40㎝から45㎝にしましょう。